当社はこの度、水素製造における省電力化と作業性向上を目的として、水素ステーション内に新たな水素製造装置を設置しました。
当社の水素ステーションでは焼却炉の廃熱を使用して作った電気で水を電気分解し、水素を製造しています。製造した水素は、水素ステーション内で圧縮・貯蔵し、燃料電池(FC)フォークリフトの燃料として利用しています。
新装置は、旧装置と同等の水素製造能力を持ちながら、消費電力を約15%削減できます。
体積も旧装置に比べ約62%とコンパクトになり、省スペースでの水素製造が可能です。
さらに、アプリを用いて各製造パートの稼働状況や水素製造時の使用電力量、タンク内圧力等のデータをリアルタイムで閲覧できるようになりました。
遠隔操作が可能なため、エラーが出た場合、現地にいない時でも迅速に対応することができます。
自社で水素を製造しFCフォークリフトの燃料として利用することにより、エンジン式フォークリフトと比べて年間約6.5tのCO₂削減が見込めます。
当社は脱炭素社会実現への取り組みとして、2018年11月に本州日本海側で初めてFCフォークリフト専用水素ステーションを設置しました。
水素活用の取り組みについては、下記のページにて詳しく紹介していますのでご覧ください。
→水素社会に向けて
これからも、当社は水素の製造から水素エネルギーの利活用、そして脱炭素社会実現に向けた取り組みに一層力を入れていきます。
※サイズ感を伝えるため500mⅼペットボトルを置いています。